\ 知ろう!学ぼう!徳島の農林水産業 /
徳島県の農林水産業
農業
徳島県は、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、農産物の種類が豊富であり、京阪神市場への一大供給産地であることから「関西の台所」と言われています。
徳島県農産物を代表するトップブランド野菜としては、サツマイモの「なると金時」をはじめ、「春にんじん」や「れんこん」などがあり、果実としては、本県特産の「すだち」や「ゆず」、「みかん」などのカンキツ類や梨の生産が盛んです。
林業
徳島県における森林面積の94%は民有林であり、その62%はスギやヒノキなどの人工林です。特にスギの人工林が占める割合は45%と高く、全国一位を誇ります。
また、徳島県は「木材加工県」でもあり、製材工場や四国唯一の合板工場、全国でも珍しい国産材チップを原料とするMDF工場のほか、バイオマス発電所が稼働するなど、「根元から梢」まで、まるごと利用できる体制が整っています。
漁業
徳島県は、穏やかな内海性の播磨灘、吉野川、那賀川の二大河川の流入により栄養分豊かな紀伊水道そして外洋性の太平洋の三つの海に面しています。
播磨灘では、マダイ等を対象とした定置網や、ブリ類やワカメの養殖業、紀伊水道では、ハモ、イカ類、エビ類を対象とした小型底びき網やシラスを対象とした船びき網、太平洋に面した県南部では、イセエビを対象とした刺網やアワビ類を対象とする採介藻などが盛んに営まれているなど、それぞれの海域特性に応じた多種多様な漁業が営まれています。